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たびたび旅日記～今を見に行く～

向かい合える日が来るなんて思わなかった
あまりにも高みにいて、
あまりにも遠い存在で
近くによることさえもできないって思ってた

だってあなたは・・・

天守閣屋根の鯱（シャチホコ）

こんにちは。
PIM法務管理室の堀口です。
今年も残すところ10日程。
残り僅かな2017年、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年最後の旅日記、
今回は熊本城、天守閣のシャチホコさんからのスタートです

皆様もご存じの通り、
熊本城は2016年4月に発生した地震で被災し、
現在復興作業が行われています。

瓦の落ちた天守閣や石垣が崩れ落ち、
一本の石柱で支えられた飯田丸五階櫓の映像を
目にした方も多いことと思います。

正直、地震の後も何度か熊本城に行っていましたが、
しばらくは被災したその姿にショックを受け、
軽々しく「旅日記」なんて書けませんでした。

春に桜が咲き誇った道も崩れた石垣に塞がれ、城内には入れぬまま。。。

写真のシャチホコはいずれ、
現在復興作業中の熊本城大天守屋根に上ります。
（だから本当は遠くから眺めていたシャチホコさんではないんです…）

今年の8月から、
来年2月まで「桜の馬場　城彩苑」という
熊本城下の土産物・食事処施設で展示されています。

小天守のシャチホコは来年の8月までの展示です！！ 

見に行った時、現地の方に言われました。
「今の熊本城を見られるのは今だけだよ」と。
「シャチホコは屋根に上っちゃったらもうこんなに近くでは見られないからね」。
しっかり見て行ってね、と。
ニコニコと、笑顔で。

飛行機で行くような遠方に住んでいる私が
軽々しく「復興」なんて言葉を使うべきではないけれど、
まだまだ不便な生活を過ごされている方も多いけれど、
「今の熊本城」を見ることのためらいを、
「観光」という遊びである行為の罪悪感というか…
そんな気持ちを払拭してくれた言葉でした。

シャチホコの後ろ姿♪

レアな姿を楽しむことにしました。

大天守ペアと小天守ペア。

そして崩れた石垣から見つかった落書き（刻印）入りの石…。

イタリアのポンペイ遺跡にも落書きってあったなぁ。
人って今も昔も変わらないんですね。
（この人たちの流れの先に、
授業中落書きしまくっていた私がいるのね。。。
偉人の写真なんて…）

未来に思いを馳せることも楽しいけど、
過去を思い出すことも楽しいけけど、
しっかり「今」を楽しみたいと思います。

もうすぐ迎える2018年はどんな年になるのでしょう。
新しい年も、いろんなところで、いろんなものを見て、
たくさんの人々に出会い、たくさんの「今」を、楽しみたいと思います♪

ちょっと早いですが、
皆様が迎える新しい一年が明るい年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

どうぞよいお年を・・・